眠っている欲求を起こす

人には、何かを欲する瞬間がある。

 

生活をしていくなかで、他人と関わるなかで、生きていく上で、それは生まれる。

 

しかし、人は、知らないもの、あるいは想像できないもの、はまず欲しない。

 

というか、課題や用事に感じていないから、「欲しい」とすら思わない。

 

だから、新しいもの新しい価値を知ってもらうためには、その必要性を説明したうえで、その解決策を提示する必要がある。眠っている欲求を起こすように。

 

さらに、その解決策を提示した場合でも、人は、特に自分の消費時間や金銭の何と引き換えにしたら良いかがわからないのではないかと思う。

 

基本的に、人は忙しい。お金にしろ時間にしろ、まず埋まっている。

 

だから、届けたい相手のことを明確化し、その人にあわせた必要性と解決策を提示し、その人の何と交換すると、その人の生活をより良くできるのか。

 

そのコミュニケーションを、つきつめていかなければならない。

 

ただ、ちゃんと冷静な目で見極めなければならないと感じているのは、「本当に欲求は眠っているのか」ということ。

もっと言うと、「無い」かもしれないということ。

 

自分にとって都合の良い顧客像を作り上げてはいけない。自分のように考える人達が必ずしも多いとは限らないのだから。